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ヨハネの黙示録  11章14~19節 [ヨハネの黙示録]

<「この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される。」(15節)>

「この世は誰のものであるか。この問いの前で、私たちは世の諸霊と相対し、自らの無力に絶望したくなることがあります。この世は神が造り、神が支配して下さるはずなのに、との思いをぬぐい切れずにいます。」と、信徒の友「日毎の糧」5月号講解担当、服部修牧師は書きだされる。

第七の天使がラッパを吹くと、天に様々な大声があって、こう言った。「この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される。」。神がご自分の僕である預言者たちに良い知らせとして告げられた。それは、これから起こる事の先取りである。

地上では、この後にも様々な艱難が待ち受けているのだが、天上では無数の天使たちが賛美の声をあげていた。主なる方は、イスラエルの王であるだけでなく、全ての国の王であると。それを聞く預言者たちは、イスラエルに対する裁きの言葉だけでなく。アッシリアやバビロン、モアブ、エジプトに対する裁きの言葉を記している。

「国々にふれて言え、主こそ王と。世界は固く据えられ、決して揺らぐことがない。主は諸国の民を公平に裁かれる。天よ、喜び祝え、地よ、喜び踊れ。海とそこに満ちるものよ、とどろけ。・・・主は来られる、地を裁くために来られる。主は世界を正しく裁き、真実をもって諸国の民を裁かれる。(詩編96章)」

天使たちの讃美に続いて24人の長老はひれ伏して神を礼拝し「今おられ、かつておられた方、全能者である神、主よ、感謝いたします。大いなる力を振るって統治されたからです」と言った。彼らは、高いくらいの天使だったと思われる。「統治された」と天上においてすでに起こった事として神に感謝を献げる。

彼らは続いて神の裁きについて語る。「異邦人たちは怒り狂い、あなたも怒りを現わされた。死者の裁かれる時が来ました。・・・地を滅ぼす者どもを、滅ぼされる時が来ました(18節)」 ここでの「異邦人」とは、主イエスを信じない者たち。神が地を滅ぼす者たちを滅ぼされる時が来たのである。

厳しい迫害に故郷を追われ、家族も亡くし、それでも主を信じる人々は神に祈り続け預言者の言葉によって光を見つづけていた。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「ふはふはと言われるままに試着して春のスカート買ひてしまえり 岡田ゆり」


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