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ヨハネの黙示録  14章1~13節 [ヨハネの黙示録]

<また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。「書き記せ『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである。』と。」“霊”も言う。「然り、彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。」(13節)>

「全ての人は死にます。死を経験しないで済む人は一人もいません。誰もが一度は経験しなければならない死をどのように受け止めるかを考える時、ヨハネに向かって天からの声が告げました。私たち人間にとって、死を幸いと呼ぶことははばかれます。しかし、死を幸いと呼べるようになると宣言されます。」と、服部牧師は書きだされる。

シオンの山(エルサレム神殿があった場所)に立つ小羊と、その子羊と共にいる14万4千人(偶像礼拝をしたことがない者)たちが新しい歌を歌う。と14章始まり、天のエルサレムの先取りが記される。そして6節に入ると、国民、種族、言葉の違う民、民族に永遠の福音を告げ知らせるための天使が来て、「地上に住む人々」に呼びかける。彼らは、イエス・キリストを信じない人たちである。

天使は大声で言った。「神を畏れ、その栄光を称えなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。(7節)」

神の裁きを告げた天使に続いて、第二の天使がその神の裁きによって「大バビロンが倒れた」と告げる。「大バビロン」とは、皇帝とその偶像を礼拝することを諸国の民に命じたローマ帝国(獣)である。そして、第三の天使は、その獣の像を拝み、その刻印を受けた者への裁きを告げる。それは、獣の支配下にある事を表し、その者たちも獣と同じ裁きを受ける事が予告される。

獣を拝み、獣の刻印を受けた人たちは、殺されないために、経済的な不利益を避けるために、命令に従ったのかもしれない。しかし、彼らにも獣と同じ裁きを神は下されるのである。「ここに、神の掟を守り、イエスに対する信仰を守り続ける聖なる者たちの忍耐が必要である(12節)」 彼らに対する厳しい裁きについて記されるのは、主を信じる者が忍耐するためですとK牧師は話された。

神の掟を守り、主への信仰を守り続ける者、彼らはそれによって困難を強いられ、殺されてしまうかもわからない。しかし聞こえて来た天の声は「今から後、主に結ばれて幸いである。」と告げて、それを書き記すようにとヨハネに命じる。つまり、彼らは1節に戻り、天において真の礼拝に加わることができると宣言される。

イスラエルを支援する政府に抗議するアメリカの学生たちの映像に、有名大学のタレントが、「せっかく入学したのに追放されていいのかしら」とコメントした。あきれた、彼女は何も分かっていない。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「たわいない話し相手の友のゐて気負うことなく涙を見せぬ 福田正人」


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