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箴言 23章15~25節 [箴言]

<確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。(18節)>

「この箴言で勧められている父に聞き従うこと、そして母を侮らない事は、十戒の第5の戒め『父母を敬え』との勧めと同じです。これは親孝行を促しているように思えますけれども、必ずしもそうではありません。」と、「日毎の糧」10月号講解担当、宇都宮教会木村太郎牧師は書きだされる。

「わが子よ、あなたの心が知恵を得れば、私の心は喜び祝う。あなたの唇が公正に語れば、私のはらわたは喜び踊る。罪人らの事に心を燃やす事はない。日ごと、主を畏れる事に心を燃やすがよい。(15.16節)」 

中々縮まらない貧富の差は、教育の差、知力の差にまで響き、その差が大きくなってゆく世である。富む者を羨ましいとは思わないまでも、絶対に逆転しないと思う。ゲームに夢中になる孫たちに、ゲームクリエイターと言われる人々を恨めしく思ったりする。O牧師は「そのような自分の気落ちを捨てて主を畏れて下さい。神のみ旨でないものには必ず終わりがあります。」と言われたが。

「大酒を飲むな、身を持ち崩すな。大酒を飲み、身を持ち崩す者は貧乏になり、惰眠を貪る者はぼろをまとう。(20.21節)」 食事の席でたしなむ程度のお酒に止まらず、アルコール依存になって行く人々への忠告である。この時代人々は、我々の想像を絶する残酷な戦いや、非道な肉体労働の重みから逃れるため飲酒を重ねたのだろうか。

「父に聞き従え、生みの親である父に。母が年老いても侮ってはならない。真理を得よ。知恵も諭しも分別も手放すな。神に従う人の父は大いに喜び踊り、知恵ある人の親は、その子によって楽しみを得る。(22~24節)」 知恵のある子は親を幸せにする。それが一番の親孝行である。

木村牧師は「父母を敬う事を通して父母の長生きを手助けするのではなく、私たち一人一人が希望と共に長く生きる事が出来るからです。」と、出エジプト記20章「あなたの父母を敬え、そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きる事が出来る」をあげられる。

そして「それは一番近い隣人としての父母を自分のように愛する事へと促します。そしてそれは最も重要な掟に生きる事であり、キリストのみ旨にかなう生き方なのです」と結ばれた。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「幸水を剥けばしたたり指をつたひ梨であったはずのなにかが落ちる 西村玲美」

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