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列王記下  23章1~10節 [列王記]

<それから王は柱の傍らに立って、主の御前で契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして主の戒めと定めと掟を守り、この書に記されているこの契約の言葉を実行する事を誓った。民も皆、この契約に加わった。(3節)>

「ヨシヤ王は、神殿で見つかった律法の書を皆に読み聞かせ、あらためて、この律法の契約を実行すると民と共に誓いました。そして、神殿に置かれ、町々に立てられていた異教の偶像を、壊させました。」と、鍋谷牧師は書きだされる。

ヨシヤ王(640~609年在位)は8歳で王となり、31年間王として南ユダ王国を治めていた。「彼は主の目に適う正しい事を行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった。(22章2節)」。彼は改革したことで有名な王であるが、そのきっかけは神殿を修復する中で、律法の書が発見された事から始まった。この律法の書とよばれる書物は申命記の一部であったと考えられている。

「この見つかった書の言葉について、私のため、民のため、ユダ全体のために、主のみ旨を尋ねに行け。我々の先祖がこの書の言葉に耳を傾けず、我々についてそこに記された通りに全ての事を行わなかったために、我々に向かって燃え上がった主の怒りは激しいからだ。(22章13節)」と王はこの律法の書が読み上げられると衣を裂いて嘆いた。

主の怒りを知ったヨシヤ王は、主の御旨を尋ねるために女預言者フルダのもとに祭司たちを遣わした。彼女は「見よ、私はユダの王が読んだこの書の全ての言葉の通りに、この所とその住民に災いを下す。彼らが私を捨て、他の神々に香を焚き、自分たちの手で造った全てのものによって私を怒らせたために、私の怒りはこの所に向かって燃え上がり、消えることはない。」と、御告げを伝えた。

続けて、ユダの王に向けて「私がこの所とその住民につき、それが荒れ果て呪われたものとなると言ったのを聞いてあなたは心を痛め、主の前に遜り、衣を裂き、私の前で泣いたので私はあなたの願いを聞き入れた。・・・私はあなたを先祖の数に加える・・・」と、御告げを伝えた。

「そこで王は人を遣わして、ユダとエルサレムの全ての長老を自分のもとに集めた。」 そして全ての民と共に主の神殿に上り、主の神殿で見つかった契約の書の全ての言葉を彼らに読み聞かせた。

神殿の中にまで、町のいたるところに置かれていた多くの偶像が壊された。ユダ王国も完全に異教にのみ込まれていた。「それでも、悔い改める民を神は憐れんでくださいます。神は堕落した民と新しい契約を結んでくださいます。」と鍋谷牧師は結ばれる。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「帰り来て五時間前のスリッパの私の足にわたしを添わす  広瀬明子」

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