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ゼカリヤ書  5章1~11節 [ゼカリヤ書]

<彼はわたしに答えた。「彼女のため、シンアルの地に神殿を築こうとしているのだ。神殿が整えられるとその地に備えられた場所に置かれるはずだ。(11節)>

「第6の幻に出てくる巻物には『盗人』と『偽って誓う者』の名前が記されています。これは十戒の掟に背く行為であり、他の全ての罪を代表しているのかもしれません。偽って神に誓うことは神への冒涜であり、そうした人には特に厳しい裁きがもたらされるのです。」と、9月の「日毎の糧」担当、北海道・興部伝道所 伊藤大道牧師は書きだされる。

5章3節、6節、6章5節で第6、第7、第8三つの幻は、いずれも「出て行く」と言う言葉が用いられ、神のもとからすべての事柄が発している事が示される。ゼカリヤは空を飛ぶ大きな巻物をみた。それは、巻かれたままでなく、紐解かれていて長さ8㍍、幅4㍍を越える大きな巻物であった。巻物には律法の呪いの言葉が記され、全地に向かって飛び出て行っていた。

それは、特に隣人の物を盗んだり、偽って誓い、神を侮辱する者たちに対する神の裁きの宣言で満ちていた。この巻物は盗人や偽りの誓いを立てる者の家に入り、そこに留まり「梁も石ももろともに滅ぼし尽くす(4節)」 律法を破る者には厳しい裁きがあることを示す、イスラエルの霊的刷新を進めようとするゼカリヤへの励ましの幻であった。

次に見たものはエファ升(約22㍑の升)であった。イスラエルの民は日常的にエファ升を用いていた、エファ升の鉛の蓋には「これは全地にある彼らの罪だ」と記されていた。鉛の蓋を開けると1人の女が座っていた。み使いはそれを「邪悪そのものである」と言って、女をエファ升に投げ返し、鉛の重しを置いた。そこに2人の翼を持った女が風を受けて出てきて、エファ升を運び去ろうとしていた。

「彼女たちはどこへもって行こうとしているのですか」とゼカリヤが問うと、彼は「彼女のため、シンアルの地に神殿を築こうとしているのだ。神殿が整えられるとその地に備えられた場所に置かれるはずだ。」と答えた。

伊藤牧師は「『翼をもつ二人の女』がシンアルの地にその升を運びます。シンアルはバベルの塔が建てられた地です。神の裁きの前に、再びかつての傲慢さや偶像礼拝による悪が、この地に集められようとしているのです。」と結ばれる。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「核弾頭と電気ポットの大きさは同じくらいと教えてもらふ 福井まゆみ」


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