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マタイによる福音書 1章18~25節 2章1~12節 [マタイによる福音書]

<「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。この名は、『神は我々と共におられる』という意味である。(1章23節)」 >

「メリークリスマス!イエス・キリストのご降誕に感謝し、主の救いの御業をほめたたえます。イエス・キリストの誕生が語られます大事なこの箇所に、主イエスの父ヨセフは、ひと言も発していません。いったいなぜ彼は沈黙していたのでしょうか。そこで、このクリスマスイブに主イエスの誕生に果たしたヨセフの役割と彼の信仰について学びたいと思います。」と、K牧師は話し出された。

ヨセフとマリアはすでに婚姻関係にあったが、当時のユダヤの慣習によって結婚までには、「許婚」「婚約」、そして結納金のような慣習も経なければならなかった。法的には婚姻関係にあったが、2人はまだ結婚に至らず、一緒に住んでいなかった。そのような時、マリアが身ごもった。

「この身になりますように」とマリアは受け入れたものの、ヨセフにどう伝えたらいいのかマリアは苦しんだが、主の守りを信じこの事実をヨセフに話した。「夫ヨセフは正しい人であったので、マリアの事を表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。(19節)」 そのヨセフに主の天使が現れた。

誰にとっても信じられない話だが、この事によってマリアはさらし者にされ石打の刑を受けるかもしれない。彼女にそのよう事があってはならないと、彼は密かに離縁しようと決心した。彼はマリアに下される罪を思い、それを自分のこととして受け止め、苦悩しながら決心した。しかし「恐れず妻マリアを迎え入れなさい。」と天使が言い、その理由が示されると、彼は離縁の考えを捨て、主に従った。

主イエスがベツレヘムでお生まれになった後、東方から3人の占星術の学者が「新しく生まれた方は、どこにおられますか」と王宮を来訪した。彼らの新王誕生の話はヘロデ王やエルサレムの人々を不安に陥れた。彼らは星に導かれてベツレヘムに行き、示されるまま馬小屋に入ると、そこには母に抱かれた幼子イエスがいた。彼らはひれ伏しその子を拝み高価な贈り物をささげた。

彼らは東方の人で、聖書を全く知らなかった。ただ星に導かれて、神が告げられる預言の言葉に従い進むと、馬小屋の上に星が輝いていた。そこで彼らは、神が与えて下さる「新しい王」とは、どのようなお方であるのかを知る事となった。

旧約聖書には、救い主の誕生は闇の中に輝く光としてすでに預言されていた。「闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。(イザヤ書9章)」

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「日曜をふらんふらんと過ごしけり磯野家は今日も穏やかである 百崎謙」


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