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ルカによる福音書 9章10~17節 [ルカによる福音書]

<すると、イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで、それらのために賛美の祈りを唱え、裂いて弟子たちに渡して群衆に配らせた。(16節)>

「イエス様は弟子たちに、『あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい』と群衆の食事を整えるよう命じられます。しかし、食料は五つのパンと二匹の魚だけです。」と、阿部牧師は書き出される。

12人の使徒は村々町々を巡り、主イエスと同じように人々に教え、病を癒した。その彼らの噂が広まり、ついにヘロデ王の耳に届いた。使徒たちの働きが支配者ヘロデに「イエスとは、一体誰なのか。」という思いを持たせる事になった。

12人の使徒の報告を受けられると、彼らを連れベトサイダという小さな町に退かれた。彼らに休息を与えるためだったのかもしれないが、大勢の群衆はなおも膨れ上がり主イエスの後を追った。主イエスはこの人々を迎え、彼らに神の国を語られ、病を癒された。しかし、「イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしている(ヨハネ書6章)」事を、群衆の真意をご存知だった。

K牧師は「私たちは、病気や大きな問題に直面すると、主イエスが大きな力になります。けれど、神を信じる者の信仰は、ただ神から何かを求める事ではなく、神の教えに従い、自分自身を神に献げていく事が大切です。主は忍耐をもって人々に神の真理を教え続けられます。」と、話された。

主イエスが神の国について教え、人々の病を癒されている間に夕方になった。人里離れた所だったので、弟子たちは人々の食事や宿について心配になって来た。そこで主イエスに、彼らを解散させ、宿を取り、食事ができるようにして下さいと言った。彼らは、神の偉大な力を幾度も目の当たりにして来たのに、主イエスの力を信じ通す事が出来なかった。

主は彼らに、あなた方が調達するようにと言われた。群衆は男性だけで5000人、弟子のもとには五つのパンと二匹の魚しかない 「彼らのために買いに行かない限り無理です」 と答えるしかなかった。すると、主は人々を50人ぐらいずつ組にして座らせるように命じられた。

「人々が座ると、主は五つのパンと二匹の魚を手に取られ、天を仰いで、それらのために賛美の祈りを唱え、裂いて弟子たちに渡しては群衆に配らせた。」 それは誰も理解出来ない事だが、全知全能の神、何もない所から全てのものを造り出される、創造主の神の業なのである。

今日の短歌 短歌誌 塔」より

「久々に姉と炬燵で長ばなし昔むかしを引っ張り出して 竹内多美子」


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