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ヨハネの黙示録  6章1~17節 [ヨハネの黙示録]

<小羊が第五の封印を開いた時、神の言葉と自分たちの証のために殺された人々の魂を、私は祭壇の下に見た。(9節)>

「ヨハネは子羊なるイエス様によって巻物の封印が開かれるのを見ました。封印が一つまた一つと開かれるごとに、平和を奪う殺し合いや飢饉が広がり、また疫病が蔓延したり、地震が起こったりしたのです。その時にはどんな高い地位にある者も逃れる事はできず、耐えうる者はありませんでした。」と、清藤牧師は書きだされる。

小羊、すなわち主イエスが七つの封印を一つずつ解いて行かれる。最初の封印を解かれた時、四つの生き物のうちの一つが、雷のような声を出して「出て来い」と叫んだ。出て来たのは「白い馬」。騎乗する者は弓を持ち、冠が与えられ、勝利を得ようと出て行った。

第二の封印は「赤い馬」。騎乗する者には、地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせる力が与えられた。そして大きな剣も与えられた。第三は「黒い馬」。騎乗する者は、手に秤をもっていた。第四は「青白い馬」。騎乗する者の名は「死」、これに「陰府」が従っていた。彼らには地上の1/4を支配し、剣と飢饉と死をもって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。

ファンタジーとして楽しく読み進みなさいと勧められたものの、孫のゲームに登場するような場面である。最初の「白い馬」は、再臨されたイエス・キリストだろうか。それにしても弓を持たれる事は無い。主は御言葉という鋭い剣で対峙される。また、権威の象徴である冠を主イエスは冠られない。さらに「勝利を得ようと」はされない。主イエスはすでに勝利して、神の右の座についておられる。

主の再臨によって平和が地上を支配するが、4節以降をみると地上は戦争と死である。S牧師は「つまり、この人物は偽キリストです。主に似たような特徴を持ちながら、実は反対の事を行う人物、テサロニケⅡ2章に記される『不法の人』です。彼は全て神と呼ばれる者、また礼拝される者に反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮に座をもうけ、自分こそ神であると宣言します。」と、話された。

第二の「火のように赤い馬」とは、戦火、または血の色なのか。反キリストが強大な軍事力を持つことが表される。次の「黒い馬」、小麦の値が記されるが、これは不況、飢饉、飢餓をあらわす。しかし、オリーブ油とぶどう酒は値が上がる事は無く、裕福な人々への影響はなかった。

傲慢な為政者、戦争、不況、飢餓に続いては「青ざめた馬」、1/4が「死」を迎えると。

今日の短歌 短歌誌「塔」より

「曇天に始業のチャイム 病床に聞けば澄むなりどんな音でも 染川ゆり」


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